「また頼みたい」と思ってもらえる提案の仕方

2-①
企業や店舗から整理収納の仕事を依頼されたとき、

「きれいに整理できた」
「収納しやすくなった」

という結果だけで、次の仕事につながるとは限りません。

企業や店舗では、

「この人にお願いしてよかった」
「またお願いしたい」

と思ってもらえることが、継続した仕事につながっていきます。

目次

「作業」だけで終わらせない

整理収納アドバイザーとして企業や店舗に入ると、最初は「整理してほしい」「収納を見直してほしい」という依頼から始まることがあります。

でも、依頼された場所をきれいに整えて終わりにしてしまうと、「今回の作業をしてくれた人」で終わってしまうことがあります。

大切なのは、作業をするだけではなく、
「なぜ、この状態になっているのか」
「何に困っているのか」
「改善すると、どんな変化があるのか」
まで考えることです。

お客様が本当に困っていることを見る

例えば、「倉庫が散らかっている」という相談があったとします。

そこで、すぐにモノを分類して収納するのではなく、

・モノを探すのに時間がかかっていないか
・どこに戻せばいいのか分からなくなっていないか
・人によって置き場所が違っていないか
・在庫を把握できているか
・作業する人が使いやすい状態になっているか

など、実際の仕事の流れを見ていきます。

すると、「散らかっていること」そのものが問題なのではなく、

「探す時間がかかる」
「在庫が分からない」
「人によって収納方法が違う」

といった、本当の困りごとが見えてくることがあります。

提案は「何をするか」だけではなく「なぜするか」

お客様に提案するとき、「ここに収納しましょう」「この場所を整理しましょう」だけではなく、

「ここを定位置にすることで、探す時間を減らせます」
「収納場所を統一することで、誰が使っても同じ場所に戻せるようになります」

というように、「なぜ、この改善をするのか」まで伝えることが大切です。

お客様にとって、改善する理由が分かれば、提案の内容も理解してもらいやすくなります。

改善した後のことまで考える

企業や店舗では、一度きれいにしただけでは終わりません。

従業員が変わったり、忙しい時期になったりすると、せっかく整えた環境が元に戻ってしまうことがあります。

だからこそ、「どうすれば、この状態を続けられるのか」まで考えて提案することが大切です。

・定位置を決める
・表示をつける
・戻しやすい収納にする
・誰が見ても分かるようにする
・必要に応じて、従業員への説明やルールづくりを行う
こうした仕組みまで考えることで、単なる整理収納作業ではなく、現場の改善につながっていきます。

「また頼みたい」は、信頼の積み重ね

企業や店舗から「またお願いしたい」と思ってもらうために、特別なことをする必要があるわけではありません。
・お客様の話を聞く
・実際の現場を見る
・困っていることを見つける
・改善方法を考える
・なぜその方法なのかを分かりやすく伝える
そして、改善した後も続けられる状態を考える。

一つひとつの仕事を丁寧に行うことが、信頼につながっていきます。

整理収納アドバイザーとして企業や店舗の仕事に関わるなら、「依頼された場所を片づける」

だけではなく、「お客様の困りごとを見つけ、改善を提案する」という視点を持ってみてください。

それが、次の仕事につながる提案の第一歩になります。

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企業や店舗の現場を見る視点、ヒアリング、改善提案、実際の仕事の進め方などについても学びます。

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